感想・レビュー

データで見る「Base Ball Bear Tour バンドBのすべて 2016-2017」

昨年の11月から年を跨いで開催されていた「Base Ball Bear Tour バンドBのすべて 2016-2017」が3月29日のZepp Tokyo公演をもって幕を閉じた。昨年起こった悲劇とも言えるメンバーの脱退を経て改めてバンドを続けようという彼らの決意のツアー、結成15周年メ…

Base Ball Bear「二十九歳」と「普通」の正体

はじめに これから読んでいただく記事は当ブログ「私の好きな音楽〜Base Ball Bear編〜」及び「「呪い(のろい)」と「呪い(まじない)」【Base Ball Bear「二十九歳」】」を「rockin'on presents 第3回 音楽文 ONGAKU-BUN 大賞」への応募用に再編集したも…

「人間開花」に見たRADWIMPSの「人間という花」

僕がRADWIMPSというバンドを知ったのは高校の時だった。

桑田佳祐は「君への手紙」で何を僕達に語りかけたのか

2016年の桑田佳祐は「ヨシ子さん」という大作シングルをぶち上げることから始まった。春先からボツボツとメディア露出していた大衆受けしそうな楽曲たちを全て捨て置いて彼がA面に据えたのは、多国籍、あるいは無国籍さが漂う奇怪さすら感じさせる「ヨシ子さ…

【ライブレビュー】クリープハイプ「熱闘世界観」を見て思ったこと【ネタバレ含】

クリープハイプは温かみと憎しみで生き続けているバンドである。

Base Ball Bear「Tour バンドBのすべて」に見た「終わらない青春」【ネタバレ無】

青春。 「青春」というワードが持つ一般的な意味合いを調べてみるとこう出る。 生涯において若く元気な時代、主に青年時代を指す言葉 若さとは危うさを持ちながらも、成長を確かに感じさせるモノだろう。しかし、『大人』になったからと言って成長しない訳で…

ヤバイTシャツ屋さんのゆくえ

ヤバイTシャツ屋さんのメジャーデビューアルバム「We love Tank-top」がリリースされた。

音楽と映像のこれから~岡崎体育は何故成功したのか~

音楽とは音による芸術である。そして音とは人間が持つ聴覚で感じ取ることのできる内容である。当たり前のことだ。しかしこんな当たり前のことが、今まさに変わろうとしている。

【CDレビュー】「生」と「死」という同一 ~宇多田ヒカルが「Fantôme」に秘めたもの~

2010年に宇多田は歌手活動を休止し、「人間活動」に入った。齢15歳から音楽シーンの頂点に君臨し続けてきた彼女が人間らしい生活を求めるのは至極まっとうなことだと思った。2013年、彼女の母親である藤圭子が亡くなった。それは日本中に衝撃を与え、同時に…

【CDレビュー】「祐介」、そして「世界観」でクリープハイプはどう変わったのか

クリープハイプ - 4th ALBUM「世界観」全曲トレーラー映像 小説「祐介」が発売になったのは6月30日のことだった。前日、バイト先の書店に向かうと邦ロックも聞きかじっているらしいキレイな人妻の幸薄そうな社員さんがが「ふじもとくん祐介出たよ~。買う?…

【ライブレビュー】indigo la Endワンマンツアー「インディゴミュージック」名古屋公演、見てきました!【ネタバレ含】

見てきました!indigo la Endのライブははじめて。ゲスの極み乙女。も見たことないので川谷絵音が率いるバンドのライブ自体はじめてということになります。 で、内容なのですが...素晴らしいライブでした!indigo la Endが歌い続けてる「哀しみ」を直にぶち…

【CDレビュー】indigo la End、命を歌う。【indigo la End「藍色ミュージック」】

メジャー1stアルバム「幸せが溢れたら」から約1年半、indigo la Endが新作「藍色ミュージック」をリリースした。 前作と今作の間で大きく変わったことといえばドラマー・佐藤栄太郎の正式加入だ。彼のテクニックによってギター先行の音作りから、佐藤とBa.後…

【ライブレビュー】『Perfume 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」』静岡エコパアリーナ初日公演を見てきました!!(ネタバレ含)【Perfume】

「最高傑作」との声も大きい最新作「COSMIC EXPLORER」を引っさげた今回のツアー。やはりPerfumeの魅力はライブを見てこそ感じられるものだと再認識&Perfumeの「多幸感」を存分に感じることが出来ました。 Perfumeは前回のツアー「ぐるんぐるん」名古屋初日…

ついに「桑田流ポップス」はここまで来た!新Sg「ヨシ子さん」【桑田佳祐】

桑田佳祐のニューシングル「ヨシ子さん」。ソロとしては3年振りの作品だが、発売前から巷の話題を掻っ攫っていた表題曲「ヨシ子さん」だけではなく、収録曲全てが流石のクオリティだった。「え、これミニアルバムですよね?」と思わず言いたくなるような大…

【CDレビュー】「呪い(のろい)」と「呪い(まじない)」【Base Ball Bear「二十九歳」】

Base Ball Bear「二十九歳」。Base Ball Bear史上1番のボリューム、そしてBase Ball Bearがデビュー当時から歌い続けてきたテーマを1度総括するかのような作品だ。 Base Ball Bearの活動コンセプトとして「普通って何?」という裏テーマのようなものがあった…

【CDレビュー】祝!20周年!サザンオールスターズ「Young Love」の原点回帰を改めて読み解く

サザンオールスターズ「Young Love」。1996年7月20日、この年に初めて制定された海の日に合わせてこのアルバムはリリースされた。前作から4年と、当時としてはかなり空いてしまったアルバムのリリースということもあり、「原点回帰」をテーマとし、それまで…

【ライブレビュー】初夏の風とロックの音に包み込まれた4月の終わり【Base Ball Bear 日比谷ノンフィクションⅤ】

4月30日。GW2日目。ピークは外してるにしてもそれなりな混み方をしてる東海道新幹線に乗り僕は東京を目指した。「10th&15th Aniversary Base Ball Bear 日比谷ノンフィクションⅤ〜LIVE BY THE C2〜」を見るためだ。 Base Ball Bearのライブは1ヶ月前のツアー…

【CDレビュー】サザンの本質は"多面性"である【さくら サザンオールスターズ】

サザンオールスターズ「さくら」。1998年に発売されたこのアルバムは、サザンのオリジナルアルバムとしては久々にミリオンセラーに至らなかった。その理由はこのアルバムがサザンのイメージとして根付いている「夏」や「海」の要素や「キラキラしたポップ」…

【CDレビュー】Perfume「COSMIC EXPLORER」を聞きました!!

COSMIC EXPLORER(初回限定盤A)(2CD Blu-ray)アーティスト: Perfume出版社/メーカー: Universal Music =music=発売日: 2016/04/06メディア: CDこの商品を含むブログ (3件) を見る 聞きました。Perfume史上1のスケール感、まさに「壮大」という言葉が似合うア…

【ライブレポート】Base Ball Bear Tour「LIVE BY THE C2」に見た「Base Ball Bearのリスタート」【ネタバレ含】

見てきました。言うまでもなく今回のツアーはBase Ball Bearにとってもファンにとっても今までになかったモノになるという確証があった。3月頭に発表されたG.湯浅将平の脱退。その直後から始まったツアー。サポートとして湯浅とも親交が深かった元DOPING PAN…

【映画レビュー】「映画 みんな!エスパーだよ!」に見たナンセンスギャグコメディーの頂点

映画 みんな!エスパーだよ!を見ました。 いやぁ…ここまで意味を成さない映画初めて見た。いい意味で何も残らねぇ。 以下簡単なあらすじを。 主人公、鴨川嘉郎は愛知県は東三河にある小さな街、豊橋市に住む何の取り柄もない高校生(童貞)。ある日いつもの…

【映画レビュー】「ちはやふる 上の句」の「青春×スポ根×文化」の融合

見てきました!以下ネタばれありです。 最初に断わっておくと僕は基本的に所謂スポ根モノが苦手です。根性論とか努力は全て報われる的な方向性も、超人的な技やルールもへったくれも無いような世界観無視ものもとても苦手だしもっと言ってしまえば嫌いです。…

【CDレビュー】岡村靖幸「幸福」の「幸せって、青春じゃん」

買いました。ついでに買ったBase Ball Bear「PERFECT BLUE」も写っておりますがお気になさらず。 岡村ちゃんのオリジナルアルバムのリリースはなんと12年振り。サザン「葡萄」の10年振りも長いなーと思ってたけどそれ以上。サザンは桑田さんのソロとかがある…

【ライブBlu-rayレビュー】「おいしい葡萄の旅ライブ」に見たサザンオールスターズの「今」

購入しました!! 素晴らしい映像作品。Blu-ray3枚で計8時間近くも楽しむことができる。このボリュームだけでファンとしてはもう言うことなしだが、そのどれもが音楽に真摯に向き合うサザンの姿を映し出しているのもまた素晴らしい。 あと、サザンのDVDは…

【CDレビュー】「初恋」は、終わらない最初の恋【Base Ball Bear】

2012年に発売されたBase Ball Bearのミニアルバム「初恋」。「新呼吸」を経たBase Ball Bearの「恋愛」をテーマにした意欲作。外部のアーティストを招き、プロデュースを受けたり共作したりと今までになかった様なアクションを積極的に起こした作品になって…

【CDレビュー】何故サザンは10年間の沈黙を破り「葡萄」を作ったのか?【サザンオールスターズ】

2013年6月25日。サザンオールスターズは5年間止まっていた活動の再開を発表し、新曲のリリース・35周年記念のスタジアムツアーの開催を宣言した。新曲はオリコン1位を獲得し、スタジアムツアーは大盛況で幕を閉じた。その後、シングルやライブDVDの発売・10…

【CDレビュー】「C2」の「原点回帰」と「宣言」【Base Ball Bear】

2015.11.11。ロックバンドBase Ball Bearの6枚目となるオリジナルアルバム「C2」が発売された。そもそも彼らの1枚目のアルバムタイトルが「C」なのだが、そういう意味では正に「原点回帰」となるアルバムタイトルであり、中身もまた徹底した「ギターロック」…

【CDレビュー】(WHAT IS THE)LOVE & POP?で歌う「心の壁」【Base Ball Bear】

(WHAT IS THE)LOVE&POP? アーティスト: Base Ball Bear 出版社/メーカー: EMI Records Japan 発売日: 2009/09/02 メディア: CD 購入: 3人 クリック: 44回 この商品を含むブログ (120件) を見る Base Ball Bearの3枚目のオリジナルアルバム、「(WHAT IS THE…

【過去記事再掲】サザンオールスターズ 「おいしい葡萄の旅」追加公演 日本武道館2日目【ライブレポ】

参加してきました。ロックの聖地である日本武道館で、「おいしい葡萄の旅」の終わりを見ることができる...素晴らしいなんてもんじゃなかった。曲目自体は基本的に変更はなかったものの、お客さんも含んだ熱量やMC、そして日本武道館で初めてライブを行った「…

【ライブレポ】Base Ball Bear「Tour 三十一歳」を見て感じた「真っ直ぐに、ひねくれる」こと【ネタバレ含】

Base Ball Bear 「Tour 三十一歳」名古屋公演に参加してまいりましたーー!!!やったー!!!!! カッコよかったー!!!すごいよBase Ball Bear!!やっぱりあの人たちすごい!! あんなにすごい人たちをあんなに近くで見れるのホントに贅沢!!!ホント…