サザンオールスターズ

サザンオールスターズ 特別ライブ2020「Keep Smilin' 皆さん、ありがとうございます!!」のなにが画期的だったのか?

2月末以降、コロナ流行により各地のライブは根こそぎ延期・中止となり、ライブ・コンサート市場は大きな転換期を否応なしに迎えることとなった。近年の音楽産業はライブ・コンサートを大きな収入源にしていたこともあり、この事態には演者やスタッフ、そして…

【シングルレビュー】サザン流・情けねぇ男ソングの集大成「愛はスローにちょっとずつ」

8月12日、サザンオールスターズの新曲「愛はスローにちょっとずつ」が配信リリースされました。皆様お聞きになりましたでしょうか? 今年の3月から開催されていたツアー「キミは見てくれが〜」でも音源化に先駆けて披露されていた「愛はスローにちょっとずつ…

サザンが描いた40年 ~サザンオールスターズが40年目の全国ツアーで表現したかったモノとは~

サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」を観て 2019年5月18日。福岡県博多市、福岡ヤフオク!ドーム。退場する人の波に揉まれながら、私は自分が数分前まで見ていたラ…

サザンオールスターズが背負い続ける、この国で大衆音楽を歌う覚悟と矜恃

先日『WOWOW presents サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」 supported by 三ツ矢サイダー』福岡ヤフオク!ドーム 初日公演に参加してきました。 今回は曲名や具体的…

「音楽文」受賞のご報告。

僕の作品「サザンオールスターズは伝説なんかじゃない。」が、「音楽文 powered by rockin'on.com」にて月間賞 入賞を受賞しました。 ongakubun.com ongakubun.com

【ライブレポ】「桑田佳祐 AAA 平成三十年度!第三回 ひとり紅白歌合戦」に見た日本歌謡の艶めきとこれからの「大衆歌手」の在り方とは?

24歳の僕が今思い返すと、物心つく頃に街で流れていた音楽は既に所謂「J-POP」というモノだったように思う。当時は宇多田ヒカルや浜崎あゆみが既に中堅と言われるような存在で、大塚愛とかORANGE RANGE、倖田來未辺りが若手として出てきたような、そういう時…

「100万年の幸せ!!」に見る、さくらももこ先生の人間愛

桑田佳祐が2012年に発表した「100万年の幸せ!!」。アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングテーマとして2017年まで使用され、音源としても12年リリースの「I LOVE YOU -now & forever-」に収録された1曲だ。 100万年の幸せ!! 桑田佳祐 J-Pop ¥250 provided…

今年のRIJF‟も”、らしくなくね?【ROCK IN JAPAN FES 2018総特集】

毎年恒例、自分は行くことができないのにああだこうだと語るRIJF特集です。 やっぱりROCK IN JAPAN FESって邦楽市場の映し鑑みたいな存在だと思っているので、邦楽メインのウチのブログ的にも触れないわけにはいかない訳で。 そんなRIJF、昨年はB'z、桑田佳…

サザンオールスターズ40周年に寄せて。 ~Happy Birthday to Southern All Stars!!!~

1978年6月25日、「勝手にシンドバッド」でサザンオールスターズはデビューを果たした。改めて「勝手にシンドバッド」のジャケットを見てみると明らかに時代を感じるデザイン。なんだこれ。改めて見るとどういうコンセプトなんだこれ。それだけ長い年月を重ね…

【祝40周年アニバーサリー】いまさら人に聞けない!?サザンの「まず最初に抑えてほしい!」名曲10選&アルバム3選!

2018年はサザンオールスターズ40周年!1978年のデビュー以来、コンスタントに音楽史に残り続ける作品を世に放ち続ける、誰もが認める「国民的バンド」といえばサザンでしょう。18年現在、メンバーは全員還暦を迎えながらも、未だに精力的に音楽活動を続ける…

桑田佳祐作品で一番好きな曲は「TSUNAMI」でも「勝手にシンドバッド」でも「白い恋人達」でもなくて「SEA SIDE WOMAN BLUES」なんですよね

貴方の一番好きな歌手の一番好きな歌ってなんですか?

【ネタバレ含】映画「茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~」感想 ~茅ヶ崎という街が持つ魔力とは?~

「茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~」を見てきました。 www.youtube.com www.youtube.com

「桑田佳祐 LIVE TOUR 2017 がらくた」ナゴヤドーム公演初日、日本屈指のエンターテインメントショーを見た!

「桑田佳祐 LIVE TOUR 2017 がらくた」ナゴヤドーム初日公演を見て参りました。最高のエンターテイメントショーを徹底的にレポートして参ります。ネタバレ含みます。今後の公演に参加される予定の方はお気をつけください。

近年の桑田佳祐ワークス4作品の考察

今回の記事は誰かに読んでほしい!というものではなく(無論、読んで頂けるのであれば最高にハッピーなのは間違いないのですが)自分が思ったこと、考えたことを忘れないための備忘録の要素がより強い記事になります。端的に言うとなんか癖がすごい感じです…

桑田佳祐「がらくた」全曲レビュー 〜新しい景色を魅せ続ける男の愛の言葉〜

桑田佳祐の5thアルバム「がらくた」がリリースされた。 ソロ活動30周年という節目の年にリリースされたこのアルバム、一体どんな仕上がりになっているのか。御託はいい!早速全曲レビューしていきたいと思う。

桑田佳祐と佐藤郁実の関係性に見る、音楽を「魅せる」方法論

今回は音楽とダンサーのお話を。

絶対に推していきたいサザンオールスターズのカップリング名曲10選

サザンオールスターズはカップリング曲がアツい。実はシングルA面には無いようなテーマを持つ曲、A面に負けず劣らず大傑作だ!!と言いたくなるような曲ばかりだ。iTunesが解禁された今(だいぶ前だろ)カップリング曲の入手も容易になりました。今回の記事…

スージー鈴木著 「サザンオールスターズ 1978-1985」を読んで。

読みました。 所謂「初期サザンオールスターズ」、桑田佳祐の言葉を借りるならば「青山通りから鎌倉由比ヶ浜まで」 (08年真夏の大感謝祭より引用)な期間、つまり1stである「熱い胸さわぎ」~8th「KAMAKURA」までの楽曲群とその変遷をまとめたのが本書です…

【祝・ソロ活動30周年】ふじもと的・推し「桑田佳祐ソロ楽曲」

natalie.mu 遂に桑田佳祐の最新作の発売が発表された。

【音楽コラム】桑田佳祐の3.11支援活動に見る音楽と人間の関係性

2011年3月11日、14時46分。貴方は何をしていただろうか?

東京ソングから見る「東京」という街の魅力

東京。TOKYO。日本の首都、2020年夏季オリンピック開催予定地、東京。 僕みたいなクソ田舎ファッ〇ン野郎にとっての憧れの地が何を隠そう東京だ。最近なにかと東京に行く機会が増えたが、新幹線に乗る度にワクワクしてしまう。早く着かないかな早く着かない…

サザンオールスターズ「TSUNAMI」は何故人々の琴線に触れたのか ~「過去への追想」と「緩急」、そして「ワビサビ」~

サザンオールスターズ「TSUNAMI」。この曲のデータとか、記録とか、偉業とか、そういうものは他の媒体が嫌という程語っているだろうから敢えて僕が何か書くことはしないけど、とにかく歴史的な記録を打ち立てた楽曲なのは言うまでもない。「国民的」という冠…

旅行記@2016/08/19-20 ~サザン所縁の地を回る湘南観光の旅~

半年前の夏、僕は東海道新幹線に乗って品川駅を目指していました。2015年の夏、サザンオールスターズ武道館公演に参加して以来、3か月くらいの周期で東京に行くことが僕の決まりのようになっていました。元々横浜に住んでいたこともあって、あの辺の文化やら…

大雪とココアと栞のテーマ

Twitterだったり、ブログでも何度か書いた話にはなるのですが、折角の機会なので改めてキチンと書き留めておきたくて講義中にコソコソ書いています。ちょっとした思い出話です。青春時代の青春時代らしい良い思い出が少ない僕にとって、唯一と言っていいくら…

桑田佳祐は「君への手紙」で何を僕達に語りかけたのか

2016年の桑田佳祐は「ヨシ子さん」という大作シングルをぶち上げることから始まった。春先からボツボツとメディア露出していた大衆受けしそうな楽曲たちを全て捨て置いて彼がA面に据えたのは、多国籍、あるいは無国籍さが漂う奇怪さすら感じさせる「ヨシ子さ…

ついに「桑田流ポップス」はここまで来た!新Sg「ヨシ子さん」【桑田佳祐】

桑田佳祐のニューシングル「ヨシ子さん」。ソロとしては3年振りの作品だが、発売前から巷の話題を掻っ攫っていた表題曲「ヨシ子さん」だけではなく、収録曲全てが流石のクオリティだった。「え、これミニアルバムですよね?」と思わず言いたくなるような大…

【音楽コラム】そろそろ桑田佳祐が本当に反日なのかそうでないのかハッキリさせよう

2014年末の年越しライブの演出・及び紅白歌合戦への出場に端を発した「サザン桑田不敬騒動」。メディアが大きく取り上げなかったこともあり、ネットで話だけが大きくなってしまった。今でも「桑田佳祐」と検索をかけるだけで「不敬」「反日」というワードが…

【CDレビュー】祝!20周年!サザンオールスターズ「Young Love」の原点回帰を改めて読み解く

サザンオールスターズ「Young Love」。1996年7月20日、この年に初めて制定された海の日に合わせてこのアルバムはリリースされた。前作から4年と、当時としてはかなり空いてしまったアルバムのリリースということもあり、「原点回帰」をテーマとし、それまで…

【CDレビュー】サザンの本質は"多面性"である【さくら サザンオールスターズ】

サザンオールスターズ「さくら」。1998年に発売されたこのアルバムは、サザンのオリジナルアルバムとしては久々にミリオンセラーに至らなかった。その理由はこのアルバムがサザンのイメージとして根付いている「夏」や「海」の要素や「キラキラしたポップ」…

【コラム】60歳、還暦。【桑田佳祐生誕60周年に寄せて】

1956年。今から60年前。日本で初めて週刊誌が発売になったり、気象庁が発足したり、日本が国際連合に加盟したり。まだまだ戦後まもない中で徐々に復興が進み、日本が自分の足で歩き出そうとするさなか、ある人物がこの世に生を受けます。その人は神奈川県は…