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雑記

カルチャーが好きなだけ。

【ライブレポ】Base Ball Bear「Tour 三十一歳」を見て感じた「真っ直ぐに、ひねくれる」こと【ネタバレ含】

Base Ball Bear 「Tour 三十一歳」名古屋公演に参加してまいりましたーー!!!やったー!!!!!

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カッコよかったー!!!すごいよBase Ball Bear!!やっぱりあの人たちすごい!!

 
あんなにすごい人たちをあんなに近くで見れるのホントに贅沢!!!ホントにホントに好き!!!全然的確な言葉が出てこねぇ!!とにかく好きです!!楽しかったです!!
 
以下、ネタバレ含みますのでお気をつけください!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回のツアーは、11月11日に発売される「C2」を引っさげたツアーとのことで、「知らない曲ばっかなのかなぁ」とか「ミ○チルリフレクション戦法をベボベもやっちゃうのかぁ。大丈夫かなー」とか色々考えてたんだけど、蓋を開けてみたら「C2のアルバムツアー」という意味合いよりは「C2を作り上げた今のBase Ball Bearの音を聞いて欲しいツアー」だったなと。ミスチルのREFLECTIONツアーは(筆者は行っていないのでセトリを見たり、桜井和寿の発言を基にした判断ではあるが)、「REFLECTIONという新しく出来上がった音を前情報無しで聞いて欲しい」というツアーだったと思うんだけど、それとは似ていながらも全く異なる性質を持っていたツアーでありセットリストだったなと。
 
という訳でセットリストとその所感を追いながら。
 
1.「それって、for 誰?」part.1
やっぱり1曲目はこの曲かー!!と。新アルバムもこの曲からスタートだもんね。音もめっちゃカッコ良いし、歌詞もド正論を突き抜けた上で、この曲そのものすら否定しかねないメタ構造。前作「二十九歳」を経てレベルアップした小出祐介の歌詞が突き刺さるよう。やっぱりどんなライブも1曲目ってすげーテンションも上がるし涙腺がググッと来る。憧れの人たちが目の前で音を紡いでるのはやっぱりいつだって感動する。ドキドキする。
 
2.そんなに好きじゃなかった
2曲目は前作「二十九歳」から。このオールド感漂う曲調ってホントに今のベボベだからできるというか。昔のベボベには絶対出来なかったんじゃないかなと思うんだよなぁ。それだけBase Ball Bearがバンドとしてメチャメチャ成長してるってことだと思う。歌詞もベボベには珍しく日記調で、一番と二番で真逆の事を歌うという面白い試み。
 
3.short hair
キタ━(゚∀゚)━!
この曲から僕のBase Ball Bearが始まったと言っても過言じゃない!!!ホントに好きな曲!!切なさと爽やかさと青春性が同居して、ライブハウスを夏の川沿いの土手のような風景にしてしまう。
 
「僕はいま 僕のことだけ / 僕がいま 僕のことだけ / 考えれればきっと傷つかないのに / なぜだろう 君のことだけ / 浮かぶのは / 君のことだけ / 呼び止めて 振り向いた 君の瞳に 思わず 抱きしめそうになった」
 
こんなに恋愛の本質を歌ってる曲なかなかないと思うんだよな。誰かの事を真剣に悩みすぎで自分ことなんてどうでもよくなるのが恋愛。初生ベボベはこの曲からスタートだったけな。その時は学園祭ライブだったからそれなりの距離だったけど、今や数歩先にメンバーがいる!!そこでこの曲を聴ける贅沢!!!

MC①
名古屋は1年振りって話。ホントに丸1年。前回はハロウィンの日だったからね。そしてVo.小出祐介によるハロウィンいじり...というかハロウィンdis。ランドセル背負った人たちを見た名古屋の会社員の「滑ってんなぁ」発言は国民の大多数が支持するんじゃないかな...w
 
4.文化祭の夜
「3ヶ月連続エクストリームシングル」の第二弾として9月に発売された楽曲。文化祭の情景をファンクに乗せて歌うっていう割とメチャメチャなことしてんなぁ、な曲だけど、生で聞くとやっぱりカッコイイね。特にサビ前のVo.小出祐介のシャウト。マイケル・ジャクソンを彷彿としてしまうカッコよさ。
 
5.Good bye
この選曲が一番ビックリした!!!1stシングル「ELECTRIC SUMMER」のカップリング。ここに来てこの曲をやるとは...。この後の選曲でその理由がなんとなく分かるんだけどね。「冥土までは付き合えないから、ここで」「耳が赤くなってしまうから、ここで」なんて文学的な歌詞が既に1stシングルのカップリングに収録されてたとは。「Base Ball Bearは自己改革を繰り返してきた」としてきたけど、一方で「本質的な部分は何も変わってない」気がする。それがまた良いんだよなぁ。
 
6.不思議な夜
今回のツアーで一番聞きたかった曲!!CD音源で聞くと、割とシンプルにキュンとくる曲だなって思ってたけど、実はやってることは割とこ難しいことしてるのかなって演奏を聞いてて思ったり。あとやっぱりメロディの歌詞の載せ方が普通のロックバンドじゃ考えられない 笑
これは単に作詞作曲の小出祐介の引き出しの多さ。アイドルミュージックからヒップホップまでをギターロックに取り込んでいく姿勢の賜物だなぁと。
 
7.Tabibito In The Dark
なんかすっかり皆勤なこの曲。ちょっと食傷気味かなぁ...
でも踊れる曲としてはホントに上手い作りだと思う。実際盛り上がるしね。ジワジワ盛り上がってってサビで爆発する。歌詞もBase Ball Bearがずっと歌ってきたことの集大成的な作品。
 
MC②
話すことある?とメンバーに振るボーカル。そんなボーカル見たことねぇよw
最終的に①食べ物の話、②恒例のGt.湯浅イジリに落ち着いたんだけど、まーーーー名古屋disってたな!!ww
でも、ああいう見方もあると思うし、その土地のファンが不快にならないいい線引きでの「愛のあるdis」だからね。勿論、いつもそうだけど。名古屋のこと知ってくれてなきゃああいう発言出ないし。メンバー弄りも同じで、やっぱりそこにあるのは「愛」とか「信頼」だろうなって思う。それがひねくれて出てくるのがBase Ball Bearってバンドなのですよ。僕なんかはそこが愛しいなと思ってしまうんですよ。僕もひねくれた人間だから。
そして話題はニューアルバム「C2」へ。
Vo.小出「今回のアルバムの初回限定エクストリームバージョンには1stアルバムである「C」の2015年リマスタリングバージョンがついてくるんですよー。そんなのもう出しませんよー。今回を逃したらもう手に入れれませんよー。だから今日来てるお客さんは50枚買ってくださいねー。初回盤と通常盤それぞれ50枚ずつ買ってくださいねー。その辺に借金できるところあるんでー。」
 
なんてこと言うんだ!!!!計算したら75万かかるじゃねぇか!!
 
8.GIRL OF ARMS
そんな1stアルバム「C」からの選曲。ここで「Good bye」のチョイスがなんとなくわかった気がした。つまり、今回のツアーは「C」と「C2」、もっと言えば「C2」が出たことによって「C」から「C1」となった1stアルバムのツアーでもあるのか...と。1stの発売から9年経った今のBase Ball Bearが過去である1st、そして現在である最新アルバムを同じツアーで歌ったら、なツアーなのだと思う。
 
9.どうしよう(C2収録曲)
そんな最新アルバムから初披露の新曲。「青春が終わって気付いた、青春は終わらない」のフレーズはMUSICAやROCK'IN ON JAPANなどのインタビューやディスクレビューで特に強調されて書かれていたが、こういった楽曲でこのフレーズを出すのかと膝を打ったような気持ちになった。
メンバー全員+ローディーまで出てきて合唱、さらには会場全体でもクラップハンドに合唱と、今までのベボベでは無かったようなコールアンドレスポンス的な掛け合いはとっても新鮮だったなぁ。
 
4thアルバム「新呼吸」のリードトラックでもある同曲。ジワリジワリと盛り上がっていく様子は、朝を迎える夜の様。「新しい朝が来れば / 僕は変われるかな / 新品の現実に出会うために起きてる」。アルバムのコンセプトが強かった「新呼吸」のリードトラックだから、早々聞けないだろうな、でも聞きたいなぁなんて最近思っていた所でこの曲。嬉しかったなぁ~。
 
MC③
Base Ball Bearは1stシングル「ELECTRIC SUMMER」を筆頭に、今のロックシーンを席巻してるような所謂「4つ打ち」のハシリだった。あれから9年経った結果、ロックシーンは4つ打ちに溢れ返り、フェスを盛り上げるための必須アイテムとして機能している。一方で、そればかりが溢れ返るロックシーンで「4つ打ち」は結果として画一的でステレオタイプなモノに成り下がってしまった。その結果、利点もあるが欠点もあぶり出されたり、ロックシーンに溢れた結果出てきた欠点、みたいなものがある。それに対しての語り、そして「「C2」についてはわかりにくいアルバムだ」とし、それでも5年先10年先に「『ああ、Base Ball Bearはこれをこんなに早い段階でやってたのか』となるようなアルバムになるといい。」と語り、次曲に突入した。
 
これこそが記事のタイトルにもある「真っ直ぐに、ひねくれること」だ。
Base Ball Bearはそのキャラもやっている音楽性もひねくれている。「キャラはなんかわかるけど、音楽性がひねくれるとは?」と思う方もいるかもしれない。つまり「全て画一的なことをしても面白くない、それが流行っていようが人と同じことをしてもつまらない。」という考えの元に作品を作っている。しかもBase Ball Bearは十二分に流行りを追えるポテンシャルを秘めているにも関わらず、だ。しかし、そうして作り上げた楽曲が5年先10年先に「ロックシーンを折檻するタイプの楽曲になる」可能性を秘めているのだ。つまり「真っ直ぐに、捻くれる」のだ。今この一瞬見ただけではひねくれている物も、実はピンと真っ直ぐなモノで、それに気付くにはそれなりの時間がかかるのかもしれない。でもとても真っ直ぐに音楽を作り、真っ直ぐにウケる可能性を秘めた音楽なのだ。
 
11.曖してる(C2収録曲)
Base Ball Bearには「愛してる」という楽曲があるが、こちらは「曖してる」だ。このメタ的構造がとても面白い。自分の過去の曲を(言い方が悪いが)ネタにしてもなお、最新曲を面白いものに昇華させていく姿勢は賛否両論あるだろうが、僕は支持したい。誤解を招く前に書いておきたいが、勿論「愛してる」だって良い曲だし、今回の「曖してる」がそれを無碍にするような曲かと言われれば答えはNoだ。
「曖してる」は真っ直ぐにロックサウンド。とてもカッコ良かった!!
 
12.青い春.虚無
2ndアルバムからライブを盛り上げる必殺曲。Vo.小出祐介の高速ギターカッティングが素晴らしいのなんの。手の動きがもう見えないレベル。
Base Ball Bearのライブでは「ダンス湯浅将平」というコーナーがある。Gt.の湯浅(無口、Vo小出祐介曰く「気持ち悪い」)がギターを置き、ダンスを披露するという文章にするとなかなか意味の分からないコーナーだ。 お客さんはひたすら「将平!!将平!!」と煽る。何曲かこのコーナーを曲中に挟む曲があって、この「青い春.虚無」もその一つだ。今回で5回目のベボベライブ、ライブハウスでは4回目のベボベだったのだが、ライブハウスで一度も「ダンス湯浅将平」を体験できてなかった。この曲が始まった時「ダンス湯浅!?!?!」となったものの、そのまま終わっていってしまい、「今回もダンス湯浅なしか、、、( ´•௰•`)」なんて思ってたのだが...
 
13.十字架 You & I
こっちでダンス湯浅きたあああ!!!
ひたすら「将平!!」「将平!!」コールである。なんかもうあんま覚えてねぇなこの辺から...
イントロが多少アレンジされてて(日比谷ノンフィクションⅣと同一アレンジっぽい感じ)、ドラム、ギター2本とソロの時間があったのだけど、やっぱり普通にギターもドラムも上手いなぁ...。この曲に限らず、ここに来てメンバーの技術力が飛躍的に成長してるなと感服させられる。それまでのベボベのライブはギターの音を中心として引っ張っていたが、近年は全ての音がそれぞれ引っ張っているなと思う。ホントに生で1回聞いてみて欲しいっす。
 
14.yoakemae
もうここまで来るとラストへ向けて怒涛の必殺チューンがどんどん投下される。ライブ用に尺を伸ばしたアレンジで毎回披露される「yoakemae」。歌詞も増え、ラストサビ前の「ここだ」をとんでもなくタメてからラストサビを発射する。こういうライブならではのアレンジで聴けるのは嬉しいし、ライブを大切にしてくれている感じがする。
 
15.祭りのあと
本編ラスト。ラストらしく最大級に盛り上がる曲をやってくれた。昨年の「Tour 光蘚」〜「Tour 二十九歳」そして今年頭の「Tour 二十九歳+一」では一貫して本編ラストは「光蘚」などのしめやかで重みのある楽曲で終わっていたので爆発的な盛り上がりで終わるのはやっぱりいいなぁと思った。
 
Enc
16.「それって 、for 誰?」part.2(C2収録曲)
そしてアンコール。「C2」はこの曲で締まるからこの曲で締めましょう。ということでこの曲が初披露。「「それって for、誰?」part.1」とは違って骨太なロックサウンドとはいかなくとも、シンプルなベボベらしいギターサウンド、といった感想。今回のC2披露曲はちゃんとCDを購入してから改めて感想を纏めたいな。
 
17.SHE IS BACK
そして、「C」のラスト曲も披露。やはりこのツアーは「C2」のみのアルバムツアーだけではなく、「C(1)」「C2」込みのアルバムツアーだったのだなと再認識。9年の時を経て、改めて「C」の曲を演奏する絶対的な理由があるのだ。
 
 
まとめ
やはり一貫してBase Ball Bearはカッコ良い。ひねくれながらも真剣に音楽に向き合い、音源やライブにそれをぶつける。美しさすら感じる。MCもやっぱり面白いし、考えにしっかり共感できる。共感ってやっぱり音楽を好きになるのに大切だなぁって思う。音楽好きなら絶対に聞いて欲しいバンド。いつだって「今」が一番輝いてるからずっと聞いていて欲しいバンド。CDも去ることながら、ライブで圧倒されるバンド。なにより「ギターロックで表現できる限界」に挑み続けるバンドだ。是非まずは「バンドBのベスト」、そして最新作「C2」を手に取っていただきたい!!
 
っていうかほんとBa.関根嬢可愛すぎな...あれで人妻って...エロ(ry

 

 

 

C2(初回限定盤)

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