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【微ネタバレ含】赤い公園、新体制になって初めてのツアー「Re:First One Man Tour 2019」 を四日市CLUB CHAOSで見た!

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赤い公園「Re:First One Man Tour」 四日市CLUB CHAOS公演、見て参りました。

赤い公園、初CHAOS。キャパ150という数字は伊達じゃなく、激狭ののライブハウス。そんなライブハウスを赤い公園は狭しと、天井がぶち抜けそうな音圧で煌めくポップロックを鳴り響かせていた1時間半でした。

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ONE OK ROCK「Eye of the storm」は本当にワンオクらしくないのだろうか

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2月にリリースされたONE OK ROCK「Eye of the storm」。

散々各所で指摘されてる通り、今までのワンオクを思えばこのアルバムはあまりにも異色を放つ1枚だ。エモでも無きゃラウドでも無い、打ち込みによるデジタルで軽やかな音色。それは今までのワンオクが好きでライブに足繁く通っていたファンにしてみたら、面食らってしまうものだっただろう。事実、本作のamazonページのレビューは半ば炎上状態に陥っていた。一方で、一部の有識者やいわゆる「音楽好き」な人達は今作を高く評価してる(ように思う)。つまりONE OK ROCKというバンドのファンは本作に否定的だが、音楽を広く愛してるような人達は本作に肯定的、という構造が出来上がっているのだ。勿論、元来からのワンオクファンでも本作を評価してる人もいれば、音楽ファンでも本作を低く評価している人もいるのだろうが、僕の実感ではそういう人は割と少数派だったように見えた。

全部同じに聞こえる?

本作のamazonレビューを見てみると、「全て同じに聞こえる」という文言があった。なるほど確かに全編に渡って打ち込みのサウンドが鳴る本作が全曲似たように聞こえる、と思うのは無理もない気がする。

しかし今までのワンオクのアルバムを思い返すと、どのアルバムも大なり小なり「全部同じに聞こえる」構造だったのでは?と思うのである。

例えば前作「Ambitions」なら、本作への萌芽を感じるデジタルと、それまでのワンオクの持ち味だったエモ、ラウドロックが融合したサウンドが割と全編にわたって鳴っていたように思うし、そのさらに前の「35XXXV」は、スタジアム・ロックなスケールの大きなロックサウンドが全編に渡って鳴っていた。

幕の内アルバムとそうじゃないアルバム

僕が勝手に使っている言葉で「幕の内アルバム」という言葉がある。1枚の中で様々な音楽性の曲が並ぶようなアルバムの事をそう呼んでいる。例えば僕が人生で聞いてきたアルバムの中でも最高傑作のひとつである桑田佳祐MUSICMAN」は、まさしく似たような楽曲が1つ足りとも存在しない、「これぞ幕の内」な1枚だったし、最近で言えば先日レビューを書いたRADWIMPS「ANTI ANTI GENERATION」もそういうアルバムだったと思う。

fujimon-sas.hatenadiary.jp

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ONE OK ROCKのアルバムは、今までで1度たりとも、そしてそれは本作も、そういう作り方のものは無かった。

人生×僕=」も「残響リファレンス」も「Nicheシンドローム」も。それぞれのアルバムに核となるコンセプト・音楽性があり、ひとつのアルバムの中で様々な音楽性が混在してるようなアルバムって実はそんなに無かったのでは、と思うのである。

つまり、今作「Eye of the storm」だけが「全て同じに聞こえる」訳ではなく、元々ONE OK ROCKってそういうアルバムの作り方をするバンドなのだ。アルバム毎にひとつのコンセプトに忠実に全ての曲を紡ぐ、ONE OK ROCKはそういうバンドなのではないか、と本作の「半炎上状態」を見て思わされたのだ。

誤解を恐れずに言えば、僕は「幕の内」なアルバムの方が好みだ。1枚のアルバムの中でいろんな音楽性を楽しめる方が面白いと思ってしまう。だから前述した通り「MUSICMAN」は生涯でもトップクラスに好きなアルバムになったし、「ANTIANTI GENERATION」を評価したのだ。ただ、だからといって今回のワンオクのアルバムが好きじゃないのか、と聞かれたら、むしろ僕としては今までで1番聞きやすくて何周もしてしまいそうになるアルバムだった。今までは激しさと勢いが彼らの曲を引っ張ってきた部分があったが、グッと抑え込まれた曲調によってボーカルTakaが持つハリのある声がより耳に馴染む。歌詞も基本的に英詞だが、ここぞというときに出てくる日本語に聞くたびにハッとされる。

変化と戦略、そして期待

既知の通り、ONE OK ROCKは海外を中心とした活動形態にシフトしている。その中で、海外志向の音楽性にシフトしていくのは自然なことだろう。既に海外では「ロック」は廃れつつある。そんな中で彼らがロックサウンドから一旦距離を置き、打ち込みに傾倒していくことは紛れもない「良い戦略」だ。ただ、「ファン」という顧客を前にしたひとつのビジネスとして、もしくは彼らが本当にやりたい音楽をやっているのか、という点においてこの変化は果たして(敢えてこの言葉を使うが)"正しかった"のかは誰も分からない。その結果は、きっとこれから先彼らの活動が示すことだろう。今はただ、僕達聞き手はその「示される日」を待つだけだ。

同時に、例えば今後のワンオクが初期のストレートなサウンドも、ラウドな曲も、ロックと打ち込みが融合した曲も、今作のような軽やかな打ち込みに舵を振り切った曲も渾然一体になったまさに「幕の内」なアルバムを作ったら、いよいよ僕は虜になってしまうだろう。そういう期待を僕としてはせずには居られない。彼らの作品に、心から酔いしれる日がやってくる期待を込めて、この記事を終わる。

今更レビュー「ANTI ANTI GENERATION」RADWIMPS

今更レビュー。今回はRADWIMPS「ANTI ANTI GENERATION」。

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幅広い音楽性を持ったバンドというのは実は少ないのでは、というのが僕の持論である。各バンド、得意な音楽性を突き詰める方向に舵を取りがちだし、それはビジネスとしては当たり前というか、音楽で食っていくためのひとつの戦略として仕方の無いことだと思っている。けど僕はやはり新しい音で新しい景色を眼前に広げてくれるバンドが好きだ。そういう意味でRADWIMPSの「ANTI ANTI GENERATION」は、多種多様な音楽性が詰め込まれたRADのひとつの集大成のようなアルバムで、好きな1枚になった。

今までのRADWIMPSはアルバム、或いはタームによって陰と陽を使い分けていたバンドだった。デビューから「おかずのごはん」までは陽、「アルコトロニー」から「×と〇と罪と」までは陰、そして「君の名は。」から「人間開花」は陰を超えた先の陽、というように常に希望と絶望を繰り返していたのがRADWIMPSというバンドだった。その上で今回の「ANTI ANTI GENERATION」は陰と陽が共存するアルバムであり、今までにない作品になったと共にRADWIMPSの持つ様々な音楽性を感じる1枚だ。

シンセベースが気持ち良い「NEVER EVER TENDER」、文春砲や有名税がテーマとなった、野田洋次郎の経験が基となったえげつない歌詞に思わず戦慄してしまう「PAPARAZZI ~※この物語はフィクションです〜」、軽やかなラヴ・バラードの「そっけない」など、実に様々な曲が顔を揃える。

 また今作は積極的にゲストミュージシャンを招くことでRADWIMPSの新たな一面が引き出されている。ONE OK ROCK Takaかゲストボーカルを執る事で今までのRADWIMPSにはなかったエモロックな音が鳴る「IKIJIBIKI feat.Taka」は、ワンオクとラッドという日本ロックシーンの中堅所の共演に胸が熱くなるし、同じくボーカルにあいみょんを招き、ギター歌謡デュエットソングとなった「泣きだしそうだよ feat.あいみょん」の切なさには思わず涙してしまいそう、まさに泣きだしそうになる。ラッパーのMiyachi、SOIL&"PIMP"SESSIONSのTabu Zombieをゲストラッパー、ゲストトランペッターとして招き、今までのRADWIMPSのヒッブホップ的な文脈やブラックミュージックの萌芽を花開かせた「TIE TONGUE feat.Miyachi,Tabu Zombie」など、ゲストの参加によって今までになかったRADの魅力を感じることが出来るのも今作の特徴だ。

サイハテアイニ」「洗脳」「Mountain Top」「カタルシスト」と、前作「人間開花」以降の楽曲群も、それぞれRADらしさがありつつも、音楽性はバラバラで、それらの曲が一手に収録されたことも今作の多様な音楽性の理由の一つだろう。今までのRADWIMPSならば、収録から漏れるシングル曲が一つや二つあったのだが、今回はほぼ漏れることなく(唯一、「Mountain Top」と両A面となった「Shape of Miracle」は収録されなかった)収録された。

一方で、NHKスペシャル番組「18祭」によって生まれた「万歳千唱」「正解(18FES ver.)」は、番組を見ていない僕には馴染み辛い曲というか、(誤解を恐れずに言えば)身内の盛り上がりで作られた曲、のような印象を持ってしまいどうも苦手な曲になってしまった。そもそも「18祭」のコンセプトそのものが、学園祭でリア充がひたすらに盛り上がっているのを遠くから見つめているような構図を重ね合わせてしまい、どこか居心地が悪くなるような、少なくとも僕には馴染みにくいもので、そのコンセプトに沿って作られたこの2曲が僕に馴染みにくい曲なのはある種必然なのかもしれない。無論、この曲に感銘を受けた人や、この曲が大切な1曲になった、という人がいることも、その理由もよく分かるのだけど。

思えば近年のRADWIMPSは、ドラマーの持病に伴う活動からの離脱というバンド最大の危機という「絶望」から、「君の名は。」によるバンド史上最大の絶頂期を迎えるという、まさに「陰」と「陽」をスゴク短いタームで経験してきた。そんな彼らの経験そのものが、結果として今作のアルバムの新しい構造、作り方に反映されたのではないだろうか。

いずれにしろ、本作「ANTI ANTI GENERATION」は、今までとは異なる構造、異なる作り方をし、さらにはバンドメンバー以外の要素を積極的に取り込むことによって、RADWIMPSの今までを総括しつつも、RADWIMPSというバンドの在り方を、さらにはRADWIMPSネクストステージすらをも示した1枚となった。元々幅広い音楽性を持ったバンドだったが、これからは益々それを感じることが出来るようになっていくことだろう。

ANTI ANTI GENERATION(初回限定盤)(DVD付)

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【ご報告】200記事を突破しました。

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当ブログ「Hello,CULTURE」の記事数が200件を突破しました!

ほぼ毎日のように更新する音楽ブログ・カルチャーブログもある中で、4年半でこの数字は遅いくらいなのですが、自分なりにコツコツ学業や仕事の傍らで積み上げてきた記事数が200という大台に達した事はやっぱり嬉しいですし、誇らしく感じています。

改めて初期の記事を読んでみると、良く言えば荒削り、ハッキリ言ってしまえば全然成ってないような文章ばかりで我ながら恥ずかしくもなります。同時に、それなりに数を重ねてきたこともあって直近の文章はそれなりに読めるものにはなってきたかなとも思ってます。最近、ある文章のプロにウチのブログの記事を全て読んで頂く機会があったのですが、やはり開設当時の文章よりも近年の記事の方が良くなっている、という旨のお言葉を賜り、非常に嬉しくなりました。

基本的には自分が良いと思った音楽やカルチャーを広めたい、シーンの活性化やミュージシャン、演者の躍進に少しでも力添え出来たら嬉しい、同時に自分も楽しむことを忘れないでいたい。そのふたつを自分のテーマとし続けてきたからこそ、ここまでやってこれたのかもしれません。今年に入ってからは、音楽文の入賞や、敬愛して止まない吉澤嘉代子さんからTwitterで当ブログの記事に「いいね!」を押してもらったり、まだ公開されていないですがこのブログに関わる非常に嬉しいとある取材を受けるなど、物凄く充実した日々を送っています。

次は300記事を目指しながら、この場所以外でも様々な実績を積むことが出来たらと思っています。将来的には本格的にライターを目指すことも視野に入れながら、まずは仕事とブログを両立させながら楽しく日々を過ごしたいと思っています。まだまだ未熟者ですが、皆様今後とも「Hello,CULTURE」共々よろしくお願いします!

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映画「グリーンブック」感想 ~差別という悪魔を倒す、この世界に差す希望の光の正体とは?~

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見てきました。

なんの前知識もなく観た映画でしたが、色々考えさせられるものが沢山あった映画だったので感想のようなものを書き記しておきたいと思います。ネタバレ含みます。

ポルノグラフィティ16th LIVE CIRCUIT「UNFADED」セミファイナル公演を三重サンアリーナで見た!

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「初めてライブに行った日のこと」をあなたは覚えているだろうか。

僕の「初めてのライブ」は10年前、ポルノグラフィティの10th ライヴサーキット「ロイヤルストレートフラッシュ」の三重県営サンアリーナ公演だった。今でもハッキリと、昨日の事のように覚えている。当時の僕は中学2年生で、父親から「定期試験で学年80番以内に入ったらポルノのライブに連れてってやる」という条件を提示された僕はそれなりに勉強を重ね、見事79位というギリギリの順位を獲得した。2009年3月7日、あの日の三重県営サンアリーナはとてつもなく広く感じたし、ライブの乗り方も全く分からなかった。けど、1曲1曲を噛み締めるように聞き、自分のその時の境遇と曲を重ね合わせてはちょっと感傷的になり、スタンドの最上段からポルノの2人の姿を必死に見つめていた。

あれから丁度10年が経った。

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「stico presents The Dawn of Chapman Stick Vol.2!!!」に見た、関根史織の強烈なチャップマンスティック愛とは?

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チャップマンスティック

弦が10本あり、木の板のような見た目をした、ギターとベースの両方の魅力を兼ね備えたアメリカ生まれの楽器。世にも奇妙で摩訶不思議な1本。そんなチャップマンスティックに強烈に魅了された女性がひとり。

関根史織

Base Ball Bear紅一点のベーシスト。人妻。ベーシストとしてメキメキ腕を磨く一方で、チャップマンスティックという楽器とめぐり逢い、その魅力に嵌り切ってしまった彼女は、Base Ball Bear本隊でスティックを演奏するに飽き足らず、チャップマンスティックを演奏する為の新バンド「stico」を結成する。

sticoは、関根史織Base Ball Bearの1stアルバム「C」をプロデュースするなど元々Base Ball Bearにも縁深いtatsu、そして空気公団コレサワ、□□□などのサポートドラムを叩くオータコージというメンバーで構成される。sticoは昨年の12月に結成されて以来、東京でのワンマン公演や、海外バンドの日本公演ゲストとしてライブを重ねた。

そして3月11日、sticoが愛知県 名古屋 APPOLO BASEにて、2度目のワンマンライブ『stico presents The Dawn of Chapman Stick Vol.2!!!』を開催した。この記事ではこのライブの模様をレポートしていく。

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