THE iDOLM@STER シンデレラガールズ STARLIGHT STAGEの楽曲が音楽ゲームの範疇を超えたクオリティでスゴ過ぎる件!!

早速ですが、こちらの画像をご覧ください。

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これ、2018年8月29日の夕方にiTunesのミュージックランキングのスクリーンショットを撮影したものです。星野源「アイデア」やbank number「大不正解」、DA PUMPの「U.S.A.」に米津玄師の「Lemon」等々、2018年の代表作と今後言われ続けるであろう、それまで長らくランキング上位に君臨し続けた曲たちを一気に引きずり下ろす形でランキング上位に何曲もの見慣れない名前とミュージシャンの楽曲がランクインしている。

この曲たち、全部スマホ用のアイドル系音楽ゲームTHE IDOLM@STER シンデレラガールズ STARLIGHT STAGE」のオリジナル楽曲なのです。

通称「デレステ」と呼ばれるこのゲームは3周年を迎えて、それを記念してアプリ内のオリジナル楽曲を一挙に配信リリースした結果、上の画像のような事になった訳で。

やっぱりどうしてもこういういわゆる「萌え系ゲーム」みたいなのって偏見のある人も多いんですけど、デレステの曲って結構ビックリするくらいクオリティ高い曲も沢山あるんですよね!かく言う私も、ちょうど去年の今頃位からこのアプリにどハマりして、この前ついに後輩に推しキャラのフィギュアまで貰っちゃったんですけど。ハマった要因のひとつが曲のクオリティの高さなんです。

今回は折角の良い機会なので「デレステ楽曲」の魅力を話したいな!と思います!

デレステ楽曲最大の魅力はその音楽性の振り幅の広さ!!何よりココが魅力的。

超王道なキラキラアイドルポップスからゴリゴリのテクノ、そして演歌まで網羅する幅の広さでどんな曲を聞いても新しい発見があるのがなによりも魅力。

ススメ☆オトメ 〜jewel parade〜 (CINDERELLA PROJECT VERSION)

ススメ☆オトメ 〜jewel parade〜 (CINDERELLA PROJECT VERSION)

  • CINDERELLA PROJECT
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Hotel Moonside (Extended Live Version)

Hotel Moonside (Extended Live Version)

  • provided courtesy of iTunes
桜の頃 (M@STER VERSION)

桜の頃 (M@STER VERSION)

  • provided courtesy of iTunes

それも小手先のアレンジじゃなくて、どの曲にもそのジャンルらしさがちゃんとあるのも良いんですよね。例えば上であげたテクノな「Hotel Moonside」なら地を這ってるような響く低音だったり、演歌なら三味線の音だったり。当たり前と言われればそれまでのことかもしれないけど「所詮スマホゲーの曲でしょ?」みたいな姿勢で聞くと驚いてしまう。

 僕が一番好きな曲のひとつが「Tulip」なんですけど。

小気味良いベースリフが気持ち良いイントロからチープっぽさのあるシンセで一気に曲世界が広がりを見せて、歌いだせばリズム隊はそのままにピアノで伴奏してAメロはミステリアスな雰囲気を醸しつつも、Bメロでまたひとつ殻を飛び出してサビの爆発に備えて、サビでここまで出てきたベース、ドラム、シンセ、ピアノの楽器隊が鳴りまくってサビを盛りたてて...って構成が完璧。「...なんてね」で楽器がブレイクするのも憎い。このブレイクは「キメ」の要素も持ちつつも、その後の2番のメロに備えてまた一度曲のテンションを抑える効果も併せ持ってるなぁ、と。

歌詞も良いんですよ。。。

くちびるは喋るためじゃなく

キミのために  kissするために

咲いている

くちびるに対して「咲いている」って表現するのめちゃくちゃいいなぁと思って。この曲の作詞をしたのが森由里子さんっていう方なんですけど、中森明菜の「TATTOO」とかドラゴンボールの「摩訶不思議アドベンチャー!」とかも作詞してるベテランの方で。「摩訶不思議アドベンチャー」には「体いっぱい 勇気VISSIRI」って歌詞がありましたけど、「Tulip」には「素kiss kiss kiss」って歌詞があって、なんだかその2つに言葉には出来ないけど確実にある「似た何か」を感じるんですよね。森さんならではの言語センスというか。

もうこの曲が完璧すぎだし好きすぎて、ゲーム内でのこの曲のCLEAR回数だけ群を抜いてるんですよ。もうなんかこの曲しかプレイしない時とか結構あった程好き。

今回配信リリースされた楽曲なら「Love∞Destiny」もおススメ。

マイナーコードっぽさのあるアダルティな雰囲気やギターのカッティングが特徴的な1曲。

おはようから おやすみまで

あなただけに捧げるの 永遠に

この歌詞の「某お昼の番組の提供をしていた家庭用品企業の有名なフレーズ」からインスパイアされてそうな歌詞も遊び心があって好きだし、それを抜きにしてもそれくらい好きって気持ちがこんなにも端的に伝わってくる歌詞もなかなか無いよなぁと。この曲Kinki Kids感が凄くあるなぁって思ってて、彼らが歌ったら凄い似合うと思うんだけど、叶う夢じゃねぇよなぁ...

Trinity Field (M@STER VERSION)

Trinity Field (M@STER VERSION)

  • provided courtesy of iTunes

今回配信された曲の中でも、特に人気のあった楽曲。アイドル3人によるイントロ無しの歌唱から入る構成の「光る~」の瞬間から止まらない緊張感。ストリングスを多用しつつも、テンポも速めに設定されていて、その癖ドラム、ベース、ギター、キーボードの音もしっかり地盤をガッチリと組んでいる。どこでも聞いたこと無いようなサウンドというか、いわゆるミュージシャンがストリングスを歌モノの楽曲に盛り込もうとするとどうしてもバラードチックになりがちで。これはミスチルとかサザンの影響が大きいのかなーとか思わなくも無いんですけどね。こういうバンド構成でこういう曲が生まれるのスゴイなと。むっちゃくちゃカッコいい。ずっとヒリヒリが止まない。

 迸る光 螺旋を描いて行き 空を貫くほどにスパークした

この歌詞も良い!!抽象的で、具体的なことを言ってる訳じゃないんだけど、それ故に想像力を掻き立てられる。

ゲーム音楽なのになんでこんなにクオリティ高いんだろう」という疑問を僕は持ったんですけど、もうそもそもその考え方が古いというか、むしろゲーム音楽だからこそクオリティを高めないとダメなんだろうなと。「リズムゲーム」における「楽曲」って基盤なんですよね。操作方法並みに重要な部分というか、ここがダメだといくらキャラに魅力があっても世間にはウケないんだろうなと。色んな種類の楽曲を作ってプレイヤーを飽きさせない。デレステ楽曲の魅力の理由はきっとココにあるんだと思います。

まだまだデレステには良い曲沢山ありますけど、ここからはあなたが探す番です!まずはアプリをダウンロードしてみましょう。「えっ!こんな曲もあるのか!」という驚きがあなたを待っているはずです!