絶対に推していきたい就活してる時に聞いてほしいおススメ曲10選!

f:id:fujimon_sas:20180301022101j:plain

3月1日、就職解禁日ということで。YouTubeとか見てると各企業の新卒募集広告がホント凄いっすね。僕は去年就活生だったんだけど、この1年で既に就職活動を巡る各企業の在り方が違ってきている気がする。こわい。

上記した通り、僕は昨年就職活動で。勿論人によるんだろうけど、本当に就活って精神擦り減らすんですよ。自分の不甲斐なさとか焦りとか、周りに合わせてるバカらしさとか、着なれないスーツ着続ける面倒さとか。そういうの全部込み込みでスゴイ精神擦り減らすの。

そんな擦り減った精神を補ってくれたり、支えてくれるのは音楽。そういうわけで今回は就活生応援企画として、就活時に聞きたいおススメ曲をご紹介。

「二十九、三十」 クリープハイプ

僕が就活している時に一番支えられたのがこの曲。幾度となく僕のiPhoneに届いた不採用メールの大半には「貴殿の今後のご活躍」がお祈りされていて、「お前もいつかはきっと採用されるから頑張れよ」的なムードがあのメールには漂っていて。そんな「いつか」を探していた僕にこの曲の歌詞はあまりにも刺さり過ぎて。だから僕は書きなぐるようにこの曲と自身を重ねた文章を書いてrockin'onに送り付けたんだけど。ES書けって話でね。

fujimon-sas.hatenadiary.jp

 でもこうやって自分の自分でも気づいていなかったような感情を吐露するのは、多分きっと就職活動という長いスパンの戦いにおいて有効だったんだろうなと。就職活動なんて「現実を見て項垂れる」ことと「理想を聞いて呆れられる」ことの繰り返し。僕はこの曲がすべての就活生に刺さる曲だと思う。

「スローモーションをもう一度 part.2」 Base Ball Bear

スローモーションをもう一度 part.2

スローモーションをもう一度 part.2

  • provided courtesy of iTunes

就活していた僕はそりゃあもう沢山の合説に参加して。地元の小さな合説から東京ビッグサイトの全国最大規模の合説までそりゃあ大小問わず参加して。勿論、色んな企業の偉い人の話、テレ朝から聞いたこともねぇ地元企業までフラットに話を聞けるのは(良くも悪くも)合説の魅力なんだけど、それ以前に聞き手である我々就活生の気持ち悪さ。みんな同じ色の服を着て、みんな同じように頷きながらメモ取って。いや、皆間違ったことはしていないんだけど、正しいんだけど、でも気持ち悪い居心地の悪いあの感覚。デカい会場になればなるほどその気持ち悪さや居心地の悪さは増していって。東京ビッグサイトで僕の頭の中で流れていたのがこの「スローモーションをもう一度 part.2」。

人と同じ本を読み 人と同じ服を着て

人と同じ列に並び 人と同じ物を食べて

人と同じかなしみと 人と同じ不安感じて

人と同じ時間を過ごし 人と同じ夢を抱き 人と同じ人になり

僕はやっと目が醒めた

本当に比喩とかじゃなくてこの歌詞のまんまの状況に陥るんですよね。それ故に自分を見失う感覚になってしまう。少なくとも僕はそんな感覚があの日自分の心の中に巻き起こって。

映画の中 探し続けた 僕の姿 見つけられなくて悔しくて

必死になって スローモーションしてんだ

ドラマの中 探し続けた 僕の姿 一瞬、映って消えた

人混みに埋もれ見えなくなった

映画にいない ドラマにいない どこにもいない

僕を見つけてきっと感じたい

忘れられないスローモーションを、もう一度

就職活動自体、ひとつの自分探しという側面もある。この「自分を見失った先」にある「本当の自分」を見つける旅こそが、就職活動であり、同時に人生の道でもあるのだと僕はこの曲に教わった。

「青い春」 back number

教えられたものだけじゃ いまいち完成しないんだ

計算は合ってるはずなのに 型にはめ込まれたって

きしんだレールの上だって 負けじと明日へと向かう

学校で教わったもの”だけ”では就職活動は多分上手くいかない。アルバイトの経験とか、人との関わり合いだとか、そういうものも関わってきて、なおかつそれがあっても尚、足りないと切られてしまう。

夢をみては打ちひしがれて

立ち上がってはまた憧れてさまよって

自分を知った気になって

また分からなくなるそんな

青い春と言う名のダンスを

なんらかの希望を持って活動をはじめて、不採用喰らって打ちひしがれて、自分の進むべき道を探して彷徨って。この一節は本当に就活中、それは「頑張っている時」と言い換えることもできるだろうけど、そういう瞬間にこそ響く歌詞だなと。

「CQCQ」 神様、僕は気付いてしまった

後を悔やむことがないのなら

後で悔やむと書きはしないと

不甲斐ない航海の旅路を綴っている

少なくとも僕は、就活中は本当に後悔ばかりで。後悔し過ぎて必要のない後悔までしてしまう程にはそういう日々が続いて。後悔している人にとってこの歌詞は響くのではないだろうか。

気持ちが沈んでいたりする時って、気分を上げる曲を無理に聞くよりは、そういう気分に合わせた曲を聞く方が(少なくとも僕は)救われることが沢山あると思っていて。そういう意味でもここまで紹介した曲は気分を上げる曲というよりは就活中に気分に合わせて聞いて、その上で立ち上がりたくなるような曲を選んだ。

「LOSER」 米津玄師

アイムアルーザー

どうせだったら遠吠えだっていいだろう

もう一回もう一回 行こうぜ僕らの声

アイムアルーザー

ずっと前から聞こえてた

いつかポケットに隠した声が

就活とはまずは声をあげる(=エントリー)ことだと思っている。少なくとも相手から自分を探して見つけ出してくれるなんてことはあり得ない。どうであれ、自分から声をあげることが第一歩なのである。でも、就活を進めていくにつれてエントリー自体に怖気ついてしまうこともあるかもしれない。そんな「敗者」である自分を一度認め、もう一回声を上げろと歌うこの曲に、就活生は思わず自分を重ね合わせてしまうのではないだろうか。

「明日も」 SHISHAMO

泣くのは別に悪いことじゃない

昨日の自分を褒めながら

今日をひたすらに走ればいい

走り方はまた教えてくれる

「泣くことは負け」みたいな風潮あるじゃないですか。少なくとも僕はスゴク好きじゃなくて。この歌詞そのまんまですけど、悪いことでもなんでもなくて。それで自分が成長したり、一歩踏み出せることが出来るならば大いに泣けばいいと思うし、自分のことガンガン褒めてあげてほしいんですよね。それをこの曲は改めて教えてくれる。

「キミシダイ列車」 ONE OK ROCK

キミシダイ列車

キミシダイ列車

  • provided courtesy of iTunes

Are you ready now?

We are ready now for tonight

Can't give it up

You're the only one

らい君が唯一信じれる事!!

何かの犠牲をも惜しまずにできること!!

誰かが自分の代わりに何かをしてくれることなんてなくて、だからこそめちゃくちゃ辛いことも沢山あるんだけど、それでも諦めることが出来なくて、それは裏を返せば資格の有無や学歴に関係なく誰もが平等に(だからこそ不平等に)出来ることが「諦めないこと」。とにかく諦めずに続ければ結果が出るよ(月並みながら)就活生には伝えたいなと。

「プロミスザスター」 BiSH

散々眺めた夢の続きが

そうさ

傷跡に塩を塗り込んでく

就活で幼い頃からの夢をあきらめる人も多いかもしれない。僕自身元々志望していた業種とは全然違う業種の会社に結果として採用されて、4月から働くことになって。僕自身は(今となっては)そこに後悔はないし、落ち着くべきところに落ち着いたと思ってるんだけど、人によっては結果が傷となり、その後の活動が塩になることもあるかもしれない。

だから僕は待って待って

未来を待って立って

ずっと生きてるって感じてたかったから

だから君を待って待って

未来は待って待って

きっと巡り合った僕らは奇跡なんだ

 

それでも未来を信じていれば、巡り合う瞬間が訪れるだろう。

ステップアップLOVE」 DAOKO×岡村靖幸

だから ステップアップLOVE 絶対したい

いろはも まだ勉強中

アタシ ステップアップしたい めっちゃしたい

異論反論 また燃えだす

自らの成長(=ステップアップ)を心から切望する歌詞はポジティブの極地。

弊害害ないより燃えちゃうよね

苦しんでるきみはきれい

頑張ってる姿 同様

どん底であればキラリラ

絶好調なんだもん

弊害があるほうが燃える、苦しんでいる姿と頑張っている姿を肯定、どん底の瞬間すらも絶好調と歌う歌詞は、立ち上がる時にこそ聞きたい歌詞No.1。辛い時にこの歌を聞いたら嫌でも頑張ろうと思えそうだ。

「changes」 Base Ball Bear

最後はこの曲。
何かが変わる気がした
何も変わらぬ朝に
いつもより少し良い目覚めだった
就活を進めるうえで「今日はなんか上手くいきそうだな」と思う瞬間がきっと何度か訪れる。実際に上手くいくかはまた別の話で、だからこそ「今日は上手くいきそう」をより高めるのがこの歌。
つららの様に刺さった
誰かの笑い声が融けて 春が息吹く
自分の夢やなりたい職と、自分の持っているカードが一致していないと笑われることもある。少なくとも僕はあった。だけど、そんな声なんか気にしても仕方ない。自分の経験の先で自分が違うと思うまで続ければいい。そこでの経験を踏まえて、また進む道を変えればいいと(少なくとも僕は)思う。
changes さぁ、変わってく
さよなら 旧い自分
新現実 新しい何かが待ってる
すべてがいま変わってく
すべてが始まる
深呼吸ひとつ合図にして
駆け出してく
そんな簡単に日々なんて変わらない。でも、「変わる」と思わないと変わるモノも変わらなくなる。この曲はそんな「変わる」という気持ちを押し上げてくれる。大切な瞬間に聞いてほしい1曲。
つい先日公開されたアイドルネッサンスバージョンの「changes」も圧倒的なエモさで泣けてしまうので是非見てほしい。
 
以上10曲。なんだか曲の紹介というよりしょうもない就職活動体験記というか、下手糞なライフハック術ブログみたいな体になってしまった。でも、僕が就職活動を経て感じたものの多くを詰めることができたのではないだろうか。

このツイートも含め、月並みではあるが、どんな形であれ本記事が就活生の参考になれば幸いである。辛いことも沢山ある就職活動だが、悪いことばかりでもない。その後の人生には一生訪れないかもしれない経験が出来る。僕は就活を通して5m先にテレ朝の弘中アナを見ることができた。これぞこの後の人生ではできないかもしれない体験だろう。下世話と思われそうだけど、そういうささやかな楽しみを見つけるのも就職活動のコツかもしれない。
就職活動と限定して話を進めてきたが、今回挙げた曲はなにも就活生だけに響く曲ではなくて、頑張っている全ての人がグッとくるような曲が沢山ある。就活はあくまでも人生における選択のひとつで、なんなら入口でしかなく、むしろその先こそが本番なのである。4月から新社会人の僕含め、この長い人生を転んでも立ち上がりながら生きていきたい。
ここまでなんだかんだ書いてきたが、やはり一番は自分の好きな曲を聴くことである。ちなみに僕が就活中に一番聞いた邦楽アルバムはBase Ball Bear「光源」と桑田佳祐「がらくた」である。特に「光源」に至っては最近改めて聞くと就職活動をしていた頃の”あの感じ”が思い起こされてそれはそれで迷惑だったりもするのだけれど。そうならない程度、程々に好きな音楽で息抜きしながら、就職活動を頑張ってください!!
光源(初回生産限定盤)(DVD付)

光源(初回生産限定盤)(DVD付)

 
がらくた (初回生産限定盤A)