NHK紅白出場者決定の感想

11月26日、今年を締めくくる紅白歌合戦の出場者と司会者が発表された。今回は注目しているメンバーを中心にダラダラとその感想を書いていきます。

 

司会者・・・紅組:綾瀬はるか 白組:井ノ原快彦 総合司会:黒柳徹子、有働アナ

毎年思うことなのだが、朝ドラで主演若しくはそれに相当する役を演じていた女優を司会にする決まりみたいなモノは即刻辞めるべきだと思っている。前回の綾瀬はるかなんかはもう目も当てられない惨劇だった。せめてある程度の司会ができる女優さんだけにやってもらってほしい。綾瀬さんの司会じゃハラハラしてるうちに番組が終わってしまう。イノッチはV6の20周年と朝の番組の司会を頑張っているからだろう。そういう意味で言えばいい加減Perfumeを紅組の司会に据えたらどうだろうかと思う。何年MUSIC JAPANのMCやってると思ってるんだ。そのへんの女優より全然司会上手いぞ。嵐の司会は正直見あきていたのでその流れが終わったのは嬉しい。徹子さんには驚いた。いつまで現役なんだろうか…。

ゲスの極み乙女。(初出場)

今年の若手バンド枠。ゲスの今年の躍進っぷりを見る限り、このチョイスは極めて妥当かなと。バンド名に騙されがちだが楽曲のクオリティも半端ない。是非これを機に一気に茶の間に浸透していただきたいところである。

Superfly(初出場)

初出場なんだぁ。。。意外だ。。。

μ's(初出場)

今年の問題枠。僕自身、アニメ好きではないしµ'sに関する知識も無い。そのため極めて穿った意見だというのは分かった上で記すが、これはいくらなんでも攻めすぎだろう。声優を集めたユニット、それも局地的な知名度があるとはいえまだまだ茶の間に浸透しているわけではないアニメ作品のと言うのはどうなのだろうか。いささか勇み足だったのではないのだろうか。だったら初音ミクのほうがまだ知名度も高いし最新技術と言う点で知らない層にもウケるはずだ。正直このグループには現状ではあまり期待出来ない。

BUMP OF CHICKEN(初出場)

今年の問題枠その2だ。これにはひどく驚いた。ガッカリすらした。彼らは過去に「ブラウン管の前で評価されたくない」といった旨の発言をしていた。その芸能や表現を舐めた姿勢には憤りを感じてた。それがどういった文脈での発言だったのかは今となってはわからない。しかし、表現者たるものどういった形であれ自分の作ったモノをより多くの人に届けたいと思って制作をするべきだと思っている。それが結果として既存ファンの為にも繋がると思っている。散々にテレビに出尽くしたような大御所バンドならともかく、まだまだ大御所と呼ぶにはふさわしくなかった時代の彼らのその発言にはガッカリとした。良い作品を作り続けているから尚更に。しかもそれに対髄するようにテレビに出ない若手バンドが増えた。テレビに出ないことを美徳とするバンドが増えたのだ。バカにするなと僕は言いたい。しかし、時間は経ち彼らもドームクラスのキャパを埋めれる程度には堅い人気を誇るようになった。そのタイミングでMステや紅白への出演。最初は気持ちの変化だと思った。これに他のバンドも乗っかってくれれば素晴らしいし音楽市場の活性化にもつながると思った。しかし今思えば、Mステに出た数週間後に初の東京ドームを控えており、今回も出演発表の直後に来年の大型ツアーの発表があった。要は宣伝じゃないか。そりゃあ彼らも商売だ。仕方なくやってる仕事なんて誰にでもある。しかしこれは紅白歌合戦だ。日本のアーティスト1つの目標だ。その程度の考えで出るのならば今すぐに辞退してほしいものだ。僕の邪推ならそれでもいいが、もしこの考えが当たっていたなら本当にガッカリだ。しかし彼らのパフォーマンスが楽しみなのも悔しいが事実だ。

X JAPAN(復帰組)

割と出ているんだな、という印象。6回ってサザンより多いやんけ。

ポルノグラフィティ・きゃりー・aiko・一部48グループ・ももクロ水樹奈々(落選組)

昨今の紅白の流れとして昨年・今年と所謂「常連組」が姿を消す事態に陥っている。13回の出場を誇るポルノグラフィティ、3年連続出場が途絶えたきゃりーぱみゅぱみゅ、昨年に続き落選したaikoSKE48HKT48、「紅白卒業」を発表したももいろクローバーZ、6年連続出場を誇った水樹奈々…。沢山の常連組が姿を消した。勿論、世代交代と言うのも十二分にあるだろう。しかしもっと他に削れるところあるよなぁと感じずにはいられないのだ。和d…。とかね。お世辞にも世代交代が成功しているとは言い難く、むしろ年齢層が上がっていて一部では「アラフィフ紅白」なんて言われているそうだ。目玉となる出演者もいない。サプライズ枠がこれでなければいよいよ面白くない紅白になってしまいそうだ。しかし、今こそ紅白は過渡期なのではないのだろうか。このインターネット全盛、音楽配信ストリーミングサービス全盛、音楽番組はすっかりどこの局も下火のなか、いろいろなことを実験的に試して行く姿勢は評価したい。その結果が上に挙げたアーティストの落選なのだろう。是非彼らにはより良い楽曲を作り、再び紅白のステージに登ってほしい。(とはいえ正直ポルノは去年出ずに今年こそ出るべきだったな…リバル…)だからこそももクロの卒業宣言には些か疑問が残る。毎年毎年出ていた大御所演歌歌手ならまだしも、3回っぱかしか出てないのに卒業とは大袈裟すぎるのではないだろうか。目立ちたいだけに見えてしまう。

 

と、色々書いてきた。各アーティストのファンの方がいらしたら申し訳ない。強く書いている部分もあったかもしれない。不快に思われる方もいたかもしれない。申し訳ない。

なんだかんだでNHK紅白歌合戦というのは往々にして日本人の年の暮れを飾る一つの大切な要素だ。僕もなんだかんだで見るだろう。上で挙げた以外にも楽しみなアーティストは沢山いる。楽しみにしたい。