【コラムのようなもの】ラブソングって本当に多いんですか?

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「(日本の)音楽はラブソングが多すぎる」ってよく見る言説じゃないですか。音楽好きで音楽に関する色んな人の言葉とかTwitterとか追ってると週イチくらいで見かけると思うんですけど。音楽アカあるある。

恋や愛をテーマにした楽曲は確かに沢山ある。ヒットチャートを賑わせる曲の多くはラブソング。仮に全ての音楽を「ラブソング」と「それ以外」に分別したら、6~7割は「ラブソング」に分類されるような気がする。わかんないけど。だからみんな「ラブソング」が多すぎる、と口を揃えて言うわけで。

でも、僕の体感では別にこんなもんだろ、と思ってしまう。むしろ少ないくらい。

恋愛感情って人が持つ感情の中でも一番普遍的なモノだと僕は思っていて。それはなぜなら人間が生まれて真っ先に抱いて、死ぬときまで抱いてる感情が「愛」だから。誰かを鼓舞する気持ちとか、社会を風刺したり皮肉るシニカルな態度よりも、「愛」って感情のほうが早い段階で生まれるし、多分死ぬまで持ち続けてる。子供が生まれて、段々母親や父親を認識して、まずは家族に愛情を持つようになって、年を重ねて、初めて他人に恋心を抱いて、振られたりまた別の人と付き合ったりして、最愛と思えるパートナーを見つけて、永遠を共に誓って。そうやって人間は齢を重ねて生きていく訳で。人間が持つ感情の原点が「愛」だと思うんです。

そんな人が持つ最も普遍的な「愛」という感情が最も世の中で歌われているのは自然だと思うのです。ミュージシャンだって人の子だから、自分の思ったこと、感じたことで音楽を作るのは当然で。

無論、人生の多様化が進む中で、恋愛も結婚もしないって人も沢山いて、そういう人にとって音楽シーンは「ラブソングだらけでつまらない」のかもしれないんだけど、その人たちにとっても「愛するもの」はあると思うし、自分の枠にハマるラブソングがきっとあると思うんですよね。

宇多田ヒカルの「ともだち」って曲が僕は心底大好きで、この前ライブを見た時もこの曲が見れてめちゃくちゃ嬉しかったんですけど。

この曲ってLGBTの人の歌って言われてて、この曲がリリースされた時はそういう側面で広まった曲なんですけど、この曲って別にLGBTの人"にしか" 刺さらない訳じゃない曲なんですよね。自分の生物的な性別と同じ心を持ってる人で、立場とかそういうもので片思いしか出来ないって人の歌としても解釈・共感して泣ける構造にちゃんとなってる。

こういう風に、色んな人に刺さる構造のラブソングがもっと増えて欲しいし、そういう時代がもう訪れようとしていると思うんです。もっと幅広い意味とか解釈が出来るラブソングが増えたらいいなと思います。愛は偉大なり。

あなたは現在の音楽シーンにラブソングが多いと思いますか?少ないと思いますか?ご意見等、お待ちしてます。Twitterから是非どうぞ。

最後に僕が1番今年聞いたラブソングを。

Love Story

Love Story

ホント、この曲泣けるんだよな...