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絶対に推していきたいポルノグラフィティの「君」を想うセツナ曲10選!

f:id:fujimon_sas:20171108134641j:プレーン

今回の「絶対に推していきたい10選シリーズ」はポルノグラフィティです。僕の音楽人生における重要なキーマンが彼らでした。最近はあまり熱心に彼らを追うことはしなくなってしまいましたが、彼らの曲を久しぶりに聞くとやっぱり素敵な歌詞が沢山あるなぁと思わされます。そんなポルノの中でも今回は「君」や「あなた」という言葉をキーワードに切なさを感じる曲に焦点を当てて厳選した10曲を紹介できればと思います。

あなたがここにいたら

ポルノ曲の中でも僕が一番好きな曲のひとつ。「卒業」、あるいは「出会いと別れ」がテーマに据えられた、まだ肌寒い3月なんかに聞きたい1曲。

シンプルな言葉で綴られる歌詞は、シンプルだからこその普遍性がある。どんな人にも、どんな人生にも「出会いと別れ」は繰り返し訪れる。それは「対人」ではなく、例えば通いなれた学校も、好きだった川沿いに伸びる土手も、通いなれたCD屋だってそうだけど、場所だったり、そのタイミングその瞬間だからこそ感じる空気感だったり。この歌における「あなた」とは、そういうものを全部ひっくるめてるんだと思ってて。だからこそ、この曲はいろんな人の心に響くのではないだろうか。

ライン

ライン

ライン

  • provided courtesy of iTunes

 6枚目のオリジナルアルバム「m-CABI」収録の1曲。当時中学生だった僕が失恋したときにこの曲とサザンオールスターズ「SEA SIDE WOMAN BLUES」、宇多田ヒカル「First Love」の3曲をセットで聞いてクソほど泣いた記憶。ぜひセットで聞いてもらって中学3年生のふじもとくんを疑似体験してもらえればと。何の話だ。

いつでも優しい君に会いたい

「気の合う友達」 君が言うならそれで

無邪気に惹かれ騒ぐ僕の心を憎めばいいんだろう

好きになりたくなかった

誰かを「好きになる」というのは自分の意思で出来ることじゃなくて「気付いたら」好きになっていることのほうが多い。それは「好きの度合」が高ければ高いほど起こりえることだし、そういう「好き」に限って好きになってはいけない相手だったりする。僕はそういう意味で「禁断の恋」みたいな物語がスゴイ好きなのだけど、それはまた別の機会に話すとして。

「友達」である“君”を好きになってしまって、でもその感情には相手との大きな隔たりがあったとして。僕たちは当然のように「好きになりたくなかった」と無意識のうちに心のどこかで感じでしまう。「好き」を伝える曲も、「振られて悲しい」を嘆く曲も沢山あるけれど「好きになりたくなかった」と、本当の意味でありのままに書いてしまう曲って多分そんなに無くて。「好きになりたくなかった」と「好きにならなければよかった」はまた少しニュアンスが違うし。僕がこの曲が途方も無く好きで、泣くほど共感してしまうのには「好きになりたくなかった」をここまでストレートに、かつ“そもそも歌にしてくれた”ことが大きいのだろうと思ったり。

サボテン

 5thシングル。ポルノ史上でも5本の指に入る大ヒット曲でもあるので、知っている人も多いのではないのだろうか。

何処に行くの?こんな雨の中

どんな言葉待ってるの?

今の僕じゃ追いかけられない

瞳を見つめる自信がなくて

呼び合うように出逢ったのに

サボテンと雨の組み合わせはイメージに無いのに、この曲は雨のイメージが中心に大きく据えられている。雨の日になるとどうにもこうにもこの曲を聴きたくなる。

恋人という響きに すべて委ねて

顧みることもなくて

君が側にいてくれることも

惜しみない愛にも慣れていたんだね

恋人に限らず、大体の人間関係は「なんとなく」生まれる。契約書もなければ、契約金も存在しない。だからこそ「なんとなく」人間関係は壊れていくのも事実で。「馴れ合い」や「当たり前」になってしまって、自分にとってのその人の重要性を見失い、気付いた時には自分の側から「君」は姿を消してしまう。人間関係に胡坐をかかないような人間でいたい。

このカップリングに収録された「サボテン Sonority」が本家のこちらよりより泣けるので、是非一聴あれ。

Sheep ~song of teenage love soldier~

 シングル「黄昏ロマンス」のカップリング曲。10代の瑞々しい恋心を歌った傑作。個人的ポルノカップリング曲最高傑作のひとつ。

これで何度になる?

言えない言葉は「君が好き」というメジャーな響き

あいにく二人は話題が豊富で肝心なことに触れられない

大人になっても、子供だろうと、誰かに「好き」という気持ちを伝えるのは簡単なことじゃなくて、だからそういうのがめんどくさい“大人”は、「好き」の気持ちを伝えることをすっ飛ばしたりしちゃう人もきっと中にはいるんだろうけど。

「君が好き」我ながらよく言えた台詞だった

「私も」と笑ってる君を今抱きしめたい

Keep on lovin' you I love from my heart

この3行が最後に来るあたりがグッと来る。好き→言えない思い→告白→成就というシンプルで普遍的な流れも、よりこの歌詞世界の“純度” を高めているよう。

君の愛読書がケルアックだった件 

最新アルバム「BUTTERFLY EFFECT」より。収録曲タイトルが公開された当時、目を疑ってしまって。「~な件」って!っつって。これっていわゆる「2ちゃんねる」の「スレタイ」の常套句で、最近だとそこから派生してライトノベルのタイトルなんかにもなってるんだけど。そんなあまりにも俗っぽ過ぎやしないかと思いつつ。いざ聞いてみるとこれがまあポルノ節というか。疾走感のあるイントロ、テンポは保ちつつも少しトーンを落とした落ち着きのある昭仁の声。それがちょっぴりの「セツナ」感を演出しつつも、飛び立つ「君」への応援歌になっているのは流石の新藤晴一

ROLL

岡野昭仁の歌詞は、新藤晴一の歌詞と比べてもストレートな表現が多い。そんな昭仁の魅力が存分に発揮されている曲のひとつがこの「ROLL」の歌詞だろうか。

めぐりめぐる君を辿る 僕の探す すべてになった

剥がれ落ちる心が知ってた 愛してる

めぐりめぐる君を辿る 僕がすべて抱いてあげる

そしてここにふたりで集め咲かせよう

 「僕の探すすべて」「愛してる」「すべて抱いてあげる」ど真ん中直球ストレートな言葉の数々に頭がクラクラしてしまいそう。でもそれこそがよりこの曲の切なさを底上げしているようでもあり。これぞ昭仁詞の魅力。

約束の朝

2008年リリース「PORNO GRAFFITTI BEST JOKER」収録。日常とその中に「君」が当たり前に在り続けることの幸福感を歌った名曲。

目を覚ましたらそこには 君がいると約束された

そんな幸せの朝を迎えに行こう

 先日の記事でも似たようなことを書いたけど、恋人や大切な人が傍にいることって実はとても奇跡的なことで。でも日常の忙しさや「当たり前」さにかまけてその奇跡性を忘れてしまう。こういう曲があることで、ふとした瞬間にその奇跡性を改めて思い出させてくれる。音楽って良い。

マシンガントーク

マシンガントーク

マシンガントーク

  • provided courtesy of iTunes

 1stアルバムにして最高傑作との声も多い「ロマンチスト・エゴイスト」より。ライブでは盛り上げ鉄板曲の1つ(ポルノはそんな曲が沢山ある)だけど、音源を聴きながら歌詞をじっくりと読むといい歌詞だなぁ~と思わされる。マシンガントークをしかけてくる彼女はこの曲の主人公のことを好きすぎて、そんな彼女をキスして抱きしめてる主人公と、その間だけは黙ってる彼女。元祖ムズキュン大賞。「離れたくない」の昭仁の歌声に切なさを感じてしまったり。

ラビュー・ラビュー

 同じく「ロマンチスト・エゴイスト」より。最早説明不要のラブソング。「逃げ恥」の主題歌これでも違和感なかったんじゃねぇのってくらいラブラブ。日常の中にある幸せ感。

「せつない」って感覚は基本的にはさみしさの表現だけど、同時に恋しさを表すことにも有効だと思っていて。そういう意味ではこの曲は超せつない。恋しさの爆発。

ゆきのいろ

最後はこの曲。「約束の朝」や「ラビュー・ラビュー」にも通じる「日常の中にある君」を歌った、ポルノ史上でも屈指の名曲だと思っている。知名度が低いのが悲しいくらい、この年の冬はこの曲ばかりを繰り返し繰り返し聞いていた覚えがある。

「君」がいるだけで世界が変わり、未来が輝き、進みだせる、というようなテーマの曲は沢山ある(Base Ball Bear「すべては君のせいで」なんかはまさにそのタイプの曲)のだけれど、なんでそういう曲がこれだけ作られているのかって本当に誰しもがそういう経験をしているからだろうなと。恋をすると、誰かを愛すると世界が輝く、ということを僕は音楽から教わった。学校では教えてくれないことだと思う。

今 君がいるだけで  全部がうまくいきそうで

進んでゆける

 

ここまでじっくりポルノの楽曲と向き合ったのは僕自身久々で、ポルノの記事書こうと思えたのは今年卒業研究で同じ研究室に配属された子と仲良くなったキッカケのひとつが紛れもないポルノグラフィティだったからで。音楽は人と人とを繋げるなと本当に改めて。あとポルノの何が好きってやっぱりバラードだなと記事を書きながら。晴一さんの詩的・文学的な歌詞も、昭仁さんの真っすぐな力強い歌詞も、どちらも素敵で。でもどちらかに偏ってもそれはポルノではなくて。そのグラデーションこそがポルノグラフィティポルノグラフィティたらしめている理由。

現在ポルノのふたりは絶賛ツアー中。3月(振替公演含めると4月)まで体に気を付けながら頑張ってほしいですね。久々にポルノのライブ行きたいなぁ。。。

BUTTERFLY EFFECT(初回生産限定盤)(DVD付)

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ゆきのいろ(初回生産限定盤)(DVD付)

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