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雑記

カルチャーが好きなだけ。

「ももいろクローバーZ 男性限定ライブ騒動」に見る「大衆芸能を疎かにする風潮」


ももいろクローバーZ太宰府市で開く男性限定ライブに対し、太宰府市の市民団体が太宰府市に対し苦情を申し入れ、太宰府市から実行委員会に対しコンサートの名称変更及び性別を限定しないチケットの販売を申し入れた、というニュースが話題だ。あくまでも市の公式行事ではなく、市として誘致をしただけだ。

 

ハッキリ言って信じられない。

 

太宰府市は「行政」が「芸能の演出」に口を挟むことがいかに下劣で卑しいことかを理解したほうが良い。勿論、このイベントが太宰府市主崔ならば理解できる。しかし、市の公式行事でも何でもないイベントに対し市として文句を付けるというのは理解できないし、不愉快極まりない。

 

もしかしたら日本だけではないのかもしれないが、少なくとも僕はこの国に21年間住んでいて感じる事は「日本は大衆芸能を疎かにし過ぎだ」ということだ。

10/18に放送されたフジテレビ「ワイドナショー」でもこの件を話題にしていて、「なるほどな」と思ったのだが、「神事」「祭」ならば女人禁制が許され、何も文句は言われない。なのになぜこういった「大衆芸能」は許されないのだろうか。甚だ疑問である。

 

こういった意見もある。「行政には、『男性に限定すること』が、性同一性障害の方のような性的マイノリティの方の人権を侵害しているのではないか、という疑問に答える必要がある。」と。

しかし、それは国公立の「男子校」「女子校」や、「女性専用車両」といったモノにも言えることではないのだろうか。国や市や県が運営している学校は「性別を限定すること」が許されて、一般企業が運営するイベントは許されないというのは横暴だし暴論もいいとこだ。やはりこれらは「大衆芸能が疎かにされる風潮」に他ならない。

 

こういった話が出る理由は「なんか有名な人が街に来る。別にファンじゃないけど見たい。でも性別限定だから見れない。ムカつくから抗議しよう」以外の何物でもない。本当にファンなら近くの大きな都市で開催されるライブに行くだろう。太宰府市ならそれこそ福岡公演に参加することは容易だろう。良いモノというのはある程度自分から動かなければ得ることは出来ない。何も動こうとせず、こういった下品で下劣な考え、それこそある種の屁理屈で、演者にとって一つの大切なイベントの顔にこういった形で泥が塗られるというのは日本の大衆芸能の将来が大いに不安になる。