今だからこそ改めてPerfumeの魅力を振り返ろう

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「ジャンル」という言葉がある。めんどくさい言葉だ。どうしてこうも人は「誰か」や「何か」を枠に嵌めたがるのだろう。花屋の花は争うこともしないでバケツの中誇らしげに胸張ってる、なんて歌があるけど、そのバケツの中身は大体同じ種類の花で纏められているだろう。枠組みがあるから人は争うし、排他的になる。これから先の社会はこんな枠組みをぶち壊せる人こそが強い社会だと思うし、そうなって欲しいとも思ってる。CD屋がカフェやったり、出版社やテレビ局がロックフェス開催したり、アイドルがバラエティ番組のMCしたり。事業でも人間としても枠組みをぶっ壊す人が強い。

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【CDレビュー】青春、ふたたび。【Base Ball Bear「光源」】

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「青春」。青くて、キラキラして、儚くて、若い。そんなイメージがこの言葉には(良くも悪くも)取り付いて回る。一面的だなぁと思う。ドロドロした青春時代を送った人だっているし、年老いても尚、学生のように人生を楽しんでる人だっている。「青春」。実に曖昧で抽象的な、まるでイメージ映像みたいな言葉だと思う。そんな「青春」と「Base Ball Bear」は切っても切れない関係だ。バンドの主題としていつだって彼らのそばに寄り添っていたのが「青春」だった。

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東京ソングから見る「東京」という街の魅力

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東京。TOKYO。日本の首都、2020年夏季オリンピック開催予定地、東京。

僕みたいなクソ田舎ファッ〇ン野郎にとっての憧れの地が何を隠そう東京だ。最近なにかと東京に行く機会が増えたが、新幹線に乗る度にワクワクしてしまう。早く着かないかな早く着かないかなとGoogle Mapで現在地を調べては「わ~まだ静岡だ~」とソワソワしてる。完全に5歳児のそれである。地域コンプレックス丸出しだ。「東京?人多くて苦手だな~」と話す地元の友人に「Why!信じらんねぇ!?東京最高やんけ!!」と厚切りジェイソンさながらに東京の素晴らしさを熱弁してる。僕の辞書に地元愛という文字は無いのかもしれない。だって東京なら終電とか日付跨いでも走ってるんだよ?ウチの街の終バス22時前だぜ。飲み会もオチオチ出来ねぇよ。

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里咲りさ「S!NG」が僕の心を惹きつける理由

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里咲りさの新曲「S!NG」。この楽曲が公開されてまだ数時間しか経っていないのに僕の心はこの曲に惹かれっぱなしだ。何故こんなにも惹かれてしまうのだろう。

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データで見る「Base Ball Bear Tour バンドBのすべて 2016-2017」

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昨年の11月から年を跨いで開催されていた「Base Ball Bear Tour バンドBのすべて 2016-2017」が3月29日のZepp Tokyo公演をもって幕を閉じた。昨年起こった悲劇とも言えるメンバーの脱退を経て改めてバンドを続けようという彼らの決意のツアー、結成15周年メジャーデビュー10周年のアニバーサリーイヤーを祝うためのツアー、バンド史上最長にして最大公演数を誇るツアー、そして3人体制になってから初めてのフルアルバム発売前の前哨戦としてのツアー。Base Ball Bearというバンドにとって色々な大きな要素が込められた全国ツアーだった。

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